みなさん、口癖をなめていません?
世の中の人をよく観察すると、幸せそうな人は「幸せな口癖」を持っています。
不幸せそうな人は「不幸せな口癖」を持っています。
そして、その口癖にそった顔色もしているのです。
幸せな口癖を持っている人は、幸せなオーラも発しています。
そして、不思議なことに、そんな人には何となく幸運があっちからやってくるのです。
逆に不幸せな口癖を持っている人は、なんだか暗いオーラを発しています。
そして、そんな人には、不幸な出来事がやってくるのです。
実は、不幸な口癖を持っている人は、
何でも不幸に見てしまう癖も持っていて、どんなことでも不幸に見てしまうのです。
そして、そのことによって、もっともっと不幸を呼び寄せてしまいます。
それこそ、それは、砂糖水が蟻を呼び寄せるようなものです。
アドラーは口癖の持つ強力な力を知っていました。
ですから、アドラー派の治療では、古くから、
幸せになるような言葉を唱えたり、
口癖を変えたりする「自己暗示公式」という技術が使われてきました。
あなたは、靴のひもが切れたときに、
「あ、ラッキー。新しいひもに変えられる。」と言う人ですか?
「縁起悪いな。」と言う人ですか?
「ちぇっ、困ったなあ。どうしよう。」と言う人ですか?
ラッキーと言った人には、ラッキーなことが起こります。
縁起悪いなと言った人には、縁起悪いことが起こります。
困ったなと言った人には困ったことが起こります。
人の言葉にはそれほど強力な力が秘められているのです。
なぜならば、アドラー心理学によれば、
「どのような現れでもそれは『人間全体』の表現に過ぎない」からです。
ですから、ちょっとしたことで言った言葉でも、
その言葉はあなた自身を端的に表現しているのです。
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