東北大学大学院生命科学研究科の研究チームは、1896年に日本で記載されたミツクリミジンコをおよそ120年ぶりに発見。日本や中国において現存していることを論文として発表した。
ミツクリミジンコの名前の由来は、日本の動物学の発展に尽くした箕作佳吉(みつくり・かきち)博士にちなんで命名されたもの。箕作博士はカメの発生やナマコの分類の研究で世界的に著名であり、ミキモトの創業者として知られる御木本幸吉に真珠の養殖が可能と助言するなど、カキや真珠の養殖にも貢献。深海魚のミツクリザメも箕作博士の名前を由来としている。
ミツクリミジンコは、1869年に東京帝国大学農学部教授の石川千代松博士により採取されたが、その後の分類学の歴史の中で種としての存在が疑問視され、忘れられていた。
だが、千葉県印旛沼で採集されたミジンコを飼育繁殖させ、遺伝解析と詳細な形態観察を行うことで、遺伝的に既知の種とは異なることが判明。そして形態的特徴がミツクリミジンコに酷似していることから、採集されたミジンコはミツクリミジンコと結論づけられることになった。
なお、ミツクリミジンコは1896年当時は平地で普通に見られたと考えられるが、北米から侵入したミジンコに駆逐された可能性があり、現在は非常に稀な種となっているという。
SNSなどのネットでは「こういうの好きだ。地道な研究素晴らしい」「ミツクリミジンコ、写真見ても普通のミジンコと区別がつかない」「『日本産ミジンコ図鑑』にさえ掲載されていない幻のミジンコ。凄いですね」といった反応が寄せられている。
(出典 news.nicovideo.jp)
<このニュースへのネットの反応>
さすがミジンコ。
その辺の池に居たとしても、普通の人じゃ判らないよねこれ
でもミジンコも、きっと居なくちゃならない存在なのかも..
居るのかもしれないけど採取して顕微鏡で見ないとミジンコなのは分かるけど種類までは見分けつかんからなぁ
ミジンコも外来種に脅かされてるのか
よく居るミジンコと並べて欲しいところだが…違いが正直わからぬぇwミジンコだってのは分かるんだが
ミジンコって姿も不思議。彼らはメスだけで増えることも出来るしオスを生んで卵を残し水の無い環境から再び生命を宿すことができるのです。田んぼは冬は乾燥してるけど春になって水田に水を入れると、いつのまにか彼が姿を現す謎がこれでした。ミジンコにはいろいろな種類がいてとても興味深い生命体です。
ミジンコの外来種の存在にまずびっくりしたよ
誰か違いのわかる人いるのだろうか
谷口「“俺なんてミジンコ並みに普通だぜ”と言ったな。あれは嘘だ。」
交尾しないでクローン的に増えるから日本には遺伝子的に4種類しかいないとかなんとか。
頭部からβビーム出しそう
箕作先生はミツクリエナガチョウチンアンコウの人でもあるね。昔の学者は夢とロマンがあったなあ。
みんなみんないきているんだともだちなんだー(・ω・)
消化管がみどりいいろ!
ミジンコって海外にもいたのか・・・
ミツクリザメと関係あるのかと思ったらおなじ学者の由来か ずんばらしい
ミジンコって正面から見ると単眼で、結構グロいんだよな
まさかの印旛沼だともしかしたら手賀沼にも探したらいたりして
手がかわいい
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