【話題】「5Gと5GHzを混同?」「SNSのギガ?」──勘違いしやすい「G」の見分け方


 「5Gと5GHzを混同しているのでは」「この5Gなら日本にもうある」――フジテレビ1月9日に放映したある番組がとネットで話題になった。出演者のWi-Fiルーターに表示された「5G」(正確にはGHz)を「日本でも導入予定の(第5世代移動通信システムの)5G」と紹介したのだ。

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 また1月15日には、LINEモバイル公式アカウントが「SNSのギガをなかったことに!」(原文ママ)できるキャンペーンを紹介したところ、「SNSのギガという表現はおかしい」「キロメートルの『キロ』も省略するのだから、同じようにギガバイトの『バイト』を省略しても問題ない」といった議論がTwitterで交わされ、「SNSのギガ」が一時トレンド入りした。

 このようにITかいわいには意味を知らないと勘違いしてしまったり、正確な意味が伝わりにくい言葉や単位が存在する。「5Gと5GHzの違いって何?」と思った人も、「全然別物でしょ」と思った人も、どんな言葉や単位で間違いが起こりやすいか知ることで、誤解や勘違いを防げるかもしれない。まずは次の問題を解いてみてほしい。

あなたは何問解ける? それぞれの( )に当てはまる言葉を、選択肢から選んでください。

・日本で2020年春、5( )の商用サービスが始まる

・現在のWi-Fi周波数には、2.4( )か、5( )がある

・「スマホは何( )?」「僕のは128( )だよ」

USB4の最大伝送速度は40( )になる

選択肢

GB、GHz、Gbps、G

ポイントは前後の文脈や数字

 すんなり解けただろうか? では、正解と解説を順番に見てみよう。

日本で2020年春、5( G )の商用サービスが始まる

 「2020年春」「商用サービス」などから分かった人が多いのではないだろうか。今年春に本格スタートする5Gは1G、2G、3G、4Gに続く移動通信システムだ。現在の4Gよりも、高速大容量・低遅延・多接続性といった特徴があり、ざっくりいうと2時間の映画を約3秒でダウンロードでき、ほぼリアルタイムに遠隔地にいるロボットの操作が可能、自宅で約100個の端末やセンサーネットに接続できるようになる。

現在のWi-Fi周波数は、2.4( GHz )か、5( GHz )だ。

 GHzはgigahertz(ギガヘルツ)のこと。電磁波など周波数の単位だ。Wi-Fiの周波数は大きく分けて2.4GHz帯と5GHz帯があるため、この数字や問題文の「周波数」にピンときた人は分かっただろう。

 5GHzはWi-Fi機器によってはアクセスポイント名に「5G」と表示されることもあり、冒頭のフジテレビの番組も、これが原因で勘違いをしてしまったようだ。次世代移動通信システムの5Gとは全く別物なので注意したい。

 無線LAN標準化団体のWi-Fi Allianceは、新しいWi-Fiの周波数として6GHz帯の規格化を進めている。6GHzが実現すると、高解像度映像の配信などが可能になる見通しだ。

スマホは何( GB )?」「僕のは128( GB )だよ」

 ポイントは「128」という数字という言葉だ。スマホ本体(ストレージ)の保存容量は32、128256GBと8の倍数が基本となっているため、数字で分かったかもしれない。Gbpsを選んだ人もいるかもしれないが、現状のスマホ本体の通信速度は128Gbpsには遠く及ばないため不正解だ。

 一方、友人・知人にスマホのストレージの保存容量を聞いたのに、「私は無制限だよ」などと言われてしまい、混乱した経験がある人もいるのではないだろうか。そう、会話の中で保存容量とデータ通信量が混在しているのだ。日常会話では「GB」を「ギガ」と略して使うことが多いため、こうした誤解はしばしば起こり得る。冒頭で紹介したLINEモバイルの「SNSのギガをなかったことに!」も、SNSで消費されるデータ通信量を指しており、誤解につながりかねないため、ツッコミが殺到したというわけだ。

 過去にITmedia NEWSでも紹介し、今や一般的になりつつある「ギガが減る」はデータ通信量の残りが減っていることの他、スマホ本体の保存容量が減っている状態も指す。インターネット経由でYouTubeの観過ぎたらデータ通信量の残りが減り、動画写真や動画を撮ったり保存し過ぎたときは、ストレージの保存容量が減っている状態を指す。同じ「ギガが減る」でも、全く別のことなのだ。

USB4の最大伝送速度は40( Gbps )になる

 この問題では、USBの次世代規格「USB4」や「伝送速度」がポイントだ。bpsはbits per secondの略で、1秒間に何ビットの情報を送信できるかを表したデータ伝送速度の単位。数字が大きくなると、k(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)となり、Gbpsは1秒間に何ギガビットのデータを伝送できるかを表す。

●意味を知って、略せず使おう

 以上のように選択肢の意味を知っていれば、前後の言葉や内容から正解を導き出せる。ただし5GHzと5Gを混同した例のように、単位が省略されていたり元の意味を把握していなかったりすると、勘違いや誤った使い方をしてしまう可能性もある。

 正しい知識を持つことはもちろん、自分がこれらの言葉を使う際は「ギガ」など略称をなるべく用いず前後の言葉を補うと、周囲とも誤解が生じにくいかもしれない。

 今回紹介した以外にも、世の中にはさまざまな単位や名称にあふれている。意味や違いを認識した上で、正しく使えるようにしたい。

アクセスポイントのイメージ


(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

意味を理解し易い漢字や仮名の日本語で書けばいいだけ 何でも横文字アルファベットという伝統的な日本の思考から外れた表現いい加減捨てろ


ゴキブリ


ちゃんと取材してないって事だろうな。


ビットとバイトを併用せずそろそろどちらかに統一した方がいいと思ってる


通信量をギガと呼ぶのだけは違うと思う


>cheo 漢字や仮名かアルファベットかの問題ではないよ。長い言葉は言いにくいし書きにくいから、自然と省略されるのが根本原因。略される先が漢字や仮名だろうがアルファベットだろうが、極端に短い言葉は被りやすく紛らわしい事に変わりない。


ゴジラの略だぞ


「迷宮ハンターG」と「トレジャーハンターG」くらい違うぞ


Gbps,Gb,GBで混同するのはまだ分かるけど、GHzは全然違うでしょ。kgとkmくらい違う


上から3番目は”千円”だと思ったら、下に選択肢があったw


そもそも既に定着した言葉なのに、なぜそこに新たに別の意味をぶっこもうとするんだ? CMで「ああ! もうギガが足りない!」とか見るたびにイラっとする。


フジテレビの件は間違った事そのものより、公共の電波で放送する番組の間違いに気付かなかったフジテレビのチェック体制にあると思うんですが


>>「キロメートルの『キロ』も省略するのだから、同じようにギガバイトの『バイト』を省略しても問題ない文章的にキロメートルのメートルじゃないの?


知らない人が言いがちな言葉をそのままネタとして終わらせばいいのにCM等で持ち上げるから普通に使える言葉と勘違いする。


間違った言葉を間違ったまま流行らせることを「良し」とするせいだよ、つか、頭文字での略語は分かりづらいよ


敵「言葉は時代で変わるものだから~」


数字とGだけだと、Gは重力加速度のガルを表す単位じゃなかったか


GHz(ギガヘルツ)はパソコンのCPUとかのクロック周波数であってるよね・・?


↑それはそれであってるけど、スマホで使う電波も周波数は同じくらいの単位になる。MHzのもあるけど。


しかし、商用サービスのGだけ全く説明できてないのなwあれは単位じゃなくて「Generation」の頭文字だって知らないんかな?


TVとかって昔から水素の音ーとか言ってるレベルじゃからなぁ、まともにググって調べるレベルの裏取りすらせんよーなの垂れ流してるから誰も見なくなるんじゃろ


バイトを省略することは何ら問題ない、使い方が間違ってるだけだ「SNSのギガ」って、「私の体重」を「私のキロ」って言ってるようなもんだぞ


最初は間違えないでしょ普通?と思ったけど、この問題みたいに通信規格、周波数、容量、伝送速度とGを4つ並べられると間違っちゃう人の気持ちも分らんでもないよな


5GのGだけはギガではないです。世代です。


こういうあやふやな記事こそギガとジェネレーション、世代を混同させてしまう要因になるのではないでしょうか?第五世代通信規格、Five Generationです。そこを覚えてれば間違えることはありません。




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