【衝撃】イカは夕飯の「好物」のために昼食をセーブできると判明


ヨーロッパコウイカ /Credit: depositphotos
  • イカには将来に対する計画性と自制心がある
  • イカの知能は脊椎動物とは全く異なる進化過程をたどってきた
  • イカの知能を調べることで、知性や認知能力のより普遍的な定義が可能になる

一部の高い知能を持つ動物は、将来のより好ましい報酬のために、目の前の報酬を諦める自制心や計画性を持ち合わせています。

これまでは、そのような高度な知能を要する行動はサルやカラスなど脊椎動物に限られていると思われていました。

しかし近年の研究により、タコやイカといった頭足類の中にも脊椎動物に匹敵する知能があることが、数々の実験によって明らかになりつつあります。

そこで今回、研究者たちは新たにイカ(ヨーロッパコウイカ)にどれほどの自制心と計画性があるかを調べることにしました

研究結果はケンブリッジ大学心理学部のポリーン・ビヤール氏らによってまとめられ、学術雑誌「Biology Letters」に掲載されました。

イカの計画、イカの自制心

Credit:depositphotos

研究者たちはイカの計画性や自制心を調べるために、2種類のエサ(エビとカニ)を用意しました。

イカにとってエビはカニより価値がある食べ物であることが知られています。

そこで研究者は、まず全てのイカに「昼はカニ」「夜はエビ」のエサを与え、エサのパターンを学習させました。

すると、イカたちは当初の予測を上回る速度(僅か5日)でエサのパターンを学習し「夜のエビ」をより沢山たべるために「昼のカニ」に対する食欲を抑える自制をはじめたのです。

ケンブリッジ大学の神経科学者ポーリーン・ビラード氏は「計画と自制は非常に複雑な動作であり、洗練された脳を持っている種だけが可能である」と感想を述べました。

次にイカを2つのグループに分け、1つ目のグループにはこれまでと同じように「昼にカニ」「夜にエビ」を与えました。

そして2つ目のグループは「昼にカニ」の部分は変えないまま、夜には必ずしもエビではなく、半々の割合でカニを与えました。

結果、1つ目のグループはより一層「昼のカニ」を無視して「夜のエビ」を食べるようになる一方で、2つめのグループは「昼のカニ」を無視せずに食べるようになりました。

イカは将来の報酬が不確実である場合、目の前の報酬を優先させたのです。

イカと同じレベルの計画性と自己制御能力を確認された動物は、カラス、霊長類、イヌ、そして人間の大人だけです。

人間の子供は、残念ながらイカに匹敵する自制心はないことが知られています

1970年に行われた「マシュマロテスト」と呼ばれる実験では、4歳のこどもたちにマシュマロが与えられ、15分我慢したら、追加でもう1つあげると伝えられました。

しかし、人間の子どものうち、実際に15分間の自制ができた数は全体の3分の1ほどしかいませんでした。

イカはどうやって高い知性を獲得したか?

イカの脳の3D画像/Credit:iScience.Volume 23, Issue 1, 24 January 2020, 100816

計画性と自制心で見事に人間の子供を打ち破ったイカですが、その高い知能はどこからきているのでしょうか?

別の研究では、イカの脳細胞の数を測定したところ、5億個を超える脳細胞が確認されました。

一般的な軟体動物の脳細胞は2万個程度しかないため、この数は異常だといえます。

イカはこの膨大な脳細胞のお陰で、鏡に映る姿を自分だと認識することさえできます。

この鏡面認知テストを合格できたのも、脊椎動物を除いてはイカやタコしか存在しません。

私たち脊椎動物とイカやタコが進化状の枝分をしたのは、5億2500万年前のカンブリア紀だと言われています。

それ以降、脊椎動物の一部は陸に進出し、陸の様々な環境に適応するために、他の生物種よりも圧倒的に膨大な脳細胞を持つようになりました。

しかし、イカやタコはそれとは別に、全く独自に、しかも海の中で、脊椎動物に匹敵する脳細胞を持つに至りました。

何がイカやタコの知能の進化を促したのかはまだ判明していません。

研究者の中には冗談半分で「彼らは地球外から送られてきた生命に違いない」と言う人もいるとのこと。

冗談はさておき、もしかしたら、知性の形は1つではないのかもしれません。

イカやタコは全く異質の知性の元に、計画性や自制心を発揮した可能性があるからです。

研究者たちはイカやタコの知的進化や認知機能を調べることで、知性や認知能力のより普遍的な定義が可能になると期待しています。

イカの脳はイヌ並みに複雑だった!145個の神経経路を新たに発見

reference: sciencealert / written by ナゾロジー編集部
イカは夕飯の「好物」のために昼食をセーブできると判明


(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

地球外生命体とか言われるほど、本当は知性あるのかもねそれにしてもイカの漁獲量が減ってスルメイカ高くて手だしづらくなったなぁ


夜にエビを出さなかったらイカりそう。


スルメイカの漁獲量が減った理由は知能が進化して人の手が及ばない深海で王国を作り始めたからなんだ…まぁなんにせよ頭足類の生態は色々興味深いやねー


イルカよりイカを保護すべきだな


さすが将来的には陸に上がって進化するとか言われてるだけある


下手すると自分より自制心がある…w


サムネを見て『ダライアスの新作かな?』


イカに負けたw


おれよりかしこい


イカにとってはエビの方がカニより価値があるのか…俺はカニの方が価値があるかな(違


ワイもカニのほうが好きやで


SFのタコ型宇宙人のの現実味が増えてきましたね


イカやタコはクトゥルフの眷属だから?


鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず。知能が高いタコやイカを食べるとは罪深い。


人間の子供はイカ以下という事か。


晩御飯はエビ!じゃあ、お昼セーブして夜いっぱいたべちゃおっと♪女子とイカの行動っておんなじなんやなって……




この記事へのコメント

人気記事