日本で「ブラック企業」を生み出しているのは経営者ではない!?その理由とは


ブラック企業は従業員をボロ雑巾のように使い捨て、働けなくなったら容赦なくポイ捨てする「悪魔のような経営者」が生み出すという印象を持っている人は少なくないと思います。従業員は常に被害者であり、とくにスキルも経験も乏しい、新卒入社の若者にとっては「ブラック企業など、絶対に入社したくない!」という強い気持ちを持っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、筆者は必ずしも経営者だけの責任ではないと考えています。筆者は会社員をしていた時代に、「ブラック企業」に該当する会社で働いた経験がありますし、現在は経営者の立場でもあります。両方の立場を体験して見えてきたのは、「ブラック企業が存在する理由は、経営者や従業員の責任というより、正社員があまりにも手厚く守られている雇用制度」にこそ問題があると感じているのです。

ブラック企業での勤務体験

筆者は昔、非正規雇用でブラック企業で勤務した経験があります。

ブラック企業の定義は長時間労働、パワハラなどがあげられますが筆者の場合は以下のような会社でした。

  • 長時間労働(週に2、3日は会社やホテルへ宿泊)

  • 休日出勤(土曜日は90%以上出勤。日曜日もたまに…振替休日はなし)

  • 給与遅配

  • パワハラ(社長が気に入らないとパワハラで退職へ追い込まれる)

ブラック企業で勤務することの問題点は、「働くデメリットメリット」という通常は考えられない状況に陥ることです。給与はもらっていましたが、頻繁に遅配が発生し残業代も休日出勤手当もなく、夜のコンビニバイトをした方がマシなレベルでした。

そうなると、その会社で働く経済的なメリットを見出すことはできませんから、スキルアップや人間関係から学ぶなど、市場価値を高める資産性のある経験を得られることを期待するしかありませんが、あいにくそれもありませんでした。

勤務時は当たり前のように夜中2時、3時近くまで働いていたので、感覚が麻痺していましたが、ブラック企業で働くメリットは一切ないと体感レベルで理解できたものです。本音では一日も早く辞めたかったのですが、短期退職をすると「次の面接で悪印象を与えてしまうのでは?」と不安で、辞めるに辞められなかったのです。

「LIMO[リーモ]の今日の記事へ」

日本は正社員が異常なほど守られている

ブラック企業のひどい環境に置かれていても、なぜ従業員はさっさと退職せず、時には自死を選んでしまうまで、会社に残ることを選択する人がいるのでしょうか?その理由は、日本特有の雇用制度にあります。

米国では不況になるとあっさりレイオフが敢行され、実際にコロナショックで4月は2,050万人、14.7%という驚くべき失業数を記録しました(※)。しかし、日本の場合は正社員が大変手厚く法律で守られており、一部ではクビ切りが断行されていますが、現時点では米国ほど急激な失業者数の高まりは見られません。日本では、会社がよもや倒産の憂き目に遭うほどの危険な状況にならない限りは、正社員を簡単にクビにすることはできないからです。

日本は正社員が異常といえるほど失業から手厚く守られており、結果として労働市場の流動性が極めて悪い状況になっています。これが「一度入社した会社を移動しない」という状況を作り出しているのです。

そのため会社を退職する人に対するイメージは「パフォーマンスが悪いか、忍耐力に欠けるのでは?」というネガティブなものではないでしょうか。そのために「入社後にすぐ辞めると、次の転職で不利になりかねない。石の上にも三年だ」という言葉が使われていると考えます。上述の通り、筆者がブラック企業を退職するのに迷っていたのもこのためです。

この労働市場の流動性の悪さこそが、日本社会にブラック企業を生み出している元凶と筆者は考えています。

本来、退職はネガティブなものばかりではない

米国の労働市場では「退職=ネガティブ」というイメージはあまりありません。むしろ、同じポジションに長く腰を据えている人ほど、「現状のコンフォートゾーンから抜け出さず、同じ仕事に甘んじる、変化への適応力に乏しい人物」とすら見る人もいるのです。

しかし、日本においては未だに「同じ会社で、一つの分野を極めながら出世を目指して努力する」という職人気質な姿勢を、ポジティブに見るビジネス文化が残っています。そして正社員であれば、よほどのことをしなければ会社からクビになることはありませんから、「自主退職=本人に問題がある」という偏見は未だに色濃く残っていると感じます。

労働市場の流動性の悪さが、ますます流動性を悪化させるという「負のスパイラル」を生み出しているのではないでしょうか。

労働市場の流動性が悪いからブラック化する

筆者は何社もの会社に勤務した経験があり、そこから言えることは「会社とのマッチングは運次第」ということです。

とある会社では上司とウマが合わず、仕事のパフォーマンスを出すために努力をしていましたが、なかなか認められませんでした。しかし、大きな社内変革があって上司や周囲の人が変わってから、その会社での評価は突然変わりました。自分の仕事ぶりをいきなり高く評価してくれる上司とあたり、社内異動を経て年収アップとキャリアアップを果たす経験をしたのです。

あのまま、ウマが合わない上司のもとで働いていたら、働けど働けど認められることはなかったと思います。そういう意味では、職種との適性もそうですし、会社の人間関係も含めて自分の仕事が有能と認められるか、無能と認められるかは、実力もさることながら「運」の要素もかなり大きいと思うのです。

運悪く、入社した会社の人間関係や振られた仕事の相性が悪ければ、「キャンセル(退職)」というのは合理的な選択です。それは従業員側も時間をムダにしないためにも、利益を出したい経営者にとっても同じです。同一の給与を支払うなら、自分の会社のビジネスに共感してくれ、高いパフォーマンスをあげてくれる人と一緒に仕事をしたいのは当然の話です。それを法律で「キャンセル不可」にされています。

従業員としては能力の適性が合わず、パフォーマンスが出せないまま我慢して働くことになります。経営者もパフォーマンスが低いからといって、簡単にクビにはできません。そうなると生産性があがらず、その結果として長時間労働化してしまい、待っているのが「ブラック企業」なのです。

もちろん世の中には、そもそも従業員を自社の利益を出すためのコマにしか考えないひどい経営者もいます。しかし、労働市場の流動性が高ければ、そのような会社で長く働きたいと考える社員もいないので、職場環境が是正されない限りその会社で働きたい人はいなくなって経営が立ち行かなくなります。

世界はグローバル化しており、会社で働く人のバックグラウンドや価値観も多様化しています。いつまでも旧態依然とした「正社員の解雇が異常なほど守られている」というあり方も、変化が問われているのではないでしょうか。

参考

(※)「アメリカの4月の失業率、世界恐慌以降で最悪の14.7%に 米労働省雇用統計」BBC JAPAN



(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

正社員が守られてる?終身雇用制度があった時代なら言えるが、今は違うぞ。こういう大した知識や社会的制度の流れも書かずに適当な記事書いて、正社員優遇、*企業って安易な記事書いて煽るバカメディアがいたせいで逆に正社員雇用が減り結果的に非正規の比率が増えた社会になったんだよね。日本の社会制度を壊したくてしょうがない屑に騙されないのが大事。 記事書く前に勉強しろ


問題一個なくすために問題増やしてもいいってことはなかろう。*企業なくすために失業者増やしてどうする。


正社員の辞めさせ方が「とにかく病むまで精神的に追い込む」だからなあ。それならいっそ一発で切ってもらったほうがいいとも思えてくる。


日本では、職になるとひきこもり支援をうたう業者に拉致監禁され、警察がそれを目こぼししますから怖くて*企業をやめられません。


いやいや、現行の雇用制度でもホワイトはあるんだし、パワハラなどに至っては完全に経営者のパーソナリティの問題でしょ。飲酒運転を厳罰化しなくても、しない人間は昔からしなかった


雇用される側が高い能力を持っていると言う前提で物を語るのは卑怯だと思うのよ。


雇用制度というよりやはり、*なやり方を是とする経営者と、それを支える者たちで成り立ってると思うのだが。


「そうなると生産性があがらず、その結果として長時間労働化してしまい」なぜ?会社が減益になるんじゃないの?なんで労働時間が伸びるの?


正社員が守られてるってどこに世界線だよ


*企業がなくならねぇのは、労務管理を知らねぇ経営者と被雇用者のせいだな。社労関係に手を抜いてるとこは確定*。働くメリットも、会社を存続させるメリットもないから潰すべし。慈悲はない


*企業の完成形とは少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ。


どこの経営者に頼まれて書いたんだろうね?この記事。


今回のアメリカの失業が増えたのは大部分がレイオフによる解雇であってレイオフってのは企業の業績が回復すれば復職する契約、日本で言えば今回の従業員に対する休業措置のようなものこれは企業内の雇用調整の意味合いが強いんでこのまま景気悪化が長引けば話は別だけど転職をメインとした雇用の流動性の話とはあまり関係がないと思う


日本の人材派遣会社の数は世界一多く、再就職市場は成熟しすぎだと思う。だが賃金が安すぎるので、転職活動を行うことは難しい。


つまり派遣法作った竹中のせいやん。あいつ補助金申請窓口とか下請けに矢面立たせて裏の手続きなんかはしっかりパソナ入れて中抜きしてっからな、コロナ渦の中にあっても人でなしやで。


そんなん国が悪いとしかいやさ根本的な問題として日本は資本主義制競争社会&制度的に雇用者側がやりたい放題できるという状況で労働者を酷使した方が儲かる=酷使しない企業は競争で負ける、となれば企業側にも選択の余地なんかないわけでその辺は国がキチンと規制をかけてくれなきゃどうにもならんのよ


意味がわからない。*企業があるのはあくまで経営者側の責任法律すら守ってないのに労働者側に責任転嫁しないで


てか日本人の国民性の負の一面が根本にあるんでないの?


まぁ仕事を辞めた場合、職場の問題より先に本人の問題だと考える人が多い土壌はある気はするな


国が悪いとしか言いようが無いんですが?労働基準法破っても罰則がめちゃくちゃ軽いの知らないんですか?


せめて法律は守ってからだよねサビ残や振り替えなしの休日出勤、給料遅配なんてしてる時点で*だからね筆者の指摘はそれを改善した後の問題だよね


日本国民の何%が*企業で働いてるかわからんが、記事の言うように雇用の流動性上げて*企業減ったとしても、景気悪化の度10%以上失業者出てたらどうすんのよ。


んじゃ、企業を経営してるのは誰だよ?その企業の形を作ったのは誰だよ?経営者じゃなければ、その会社は誰の意向で存命してるの?まるで「世界が悪いのは人間がいるからだ」って言いながら人類を滅亡させようとしてる魔王みたいな言い草だな


現在は*経営者をしているというわけか


経営者の泣き言にしか聞こえんな。*企業の経営者は労働法が守れない犯罪者だということを自覚しろ!


*を放置してる国が悪い *との低価格競争でまともな企業がどんどん仕事を奪われつぶれていく だからと言って 自分達も*になろう みたいなのも悪い


というか実際は大体、経営者か中間管理職が原因じゃないの?


日本では、無職になるとひきこもり支援をうたう業者に拉致監禁され、警察がそれを目こぼししますから怖くて*企業をやめられません。


こんなゴミ記事かいてるあたり筆者の体験談は嘘やな


マジで、背伸びしなけりゃ再就職先はあるから(コロナで騒がれてる今ですらある)露骨に酷い*企業はすぐ逃げるのが吉。


単純に積み重ねてきた負の遺産を清算「できない」のではなく「したくない」人達しかいないからと言えばいいのにね?(どの界隈でも)もっとも、する場合いったいどれだけの労力や費用やいろんなモノが掛かるかは想像したくない数値になりそうですがね?


コストに見合わない過剰サービス過剰品質を求めすぎた結果、利益構造に歪みが生じて労働力を安く買い叩かないと回らなくなってるだけ。ずっとそう。経営者ガーとか政治ガーとかシステムガーとかでもなんでもない。自分のせい。それが回りまわって降りかかってるだけ。自分の職場の顧客の要望を振り返ってみなよ。


株式会社なら株主を儲けさせるためなら会社はなんだってする。株主に媚びなきゃ会社経営ができないようなシステムが、極端なコストカットや人の使い捨て、*な現場を作り出す。株式システムから解き放たれないとどうしようもないってはっきりわかんだね。


いや、経営者だろ。あと国。前者は利益しか見ていなくて後者は人間を見ていないから


いくら貰ってこんなアホ丸出しな記事書いてるのか知らんけど筆者にはプライドってのがないのかね?内容まとめると個人の権利を守るのが悪という風にしか読めんぞ。法律違反な*企業経営者の方を擁護するとか頭おかしい


ヨーロッパでも転職事情は日本とそんなに変わらないしバシバシ転職するのはアメリカくらいだよ


経営者じゃねえよ。クソみたいな会社でも辞めない労働者が経営者を調子に乗らせてんだよ。皆やめれば会社は終わる


経営出来てないのは経営者の責任じゃないんすかね?


経営者なら、そういった自社のマイナス部分を改善していかなきゃならないのに、それを放置してる時点で殆どの責任は経営者ですよ。


ぜんぜん賛同できないな。じゃけん*企業は優秀な新人が入らず辞めて潰れて、ホワイトな会社だけが生き残っていきましょうね~。


経団連とかのお歴々のせいでもあると思うけどね。その辺にまったく触れない点で記者の偏向ぶりが酷い。単に視野が狭いだけかもしれんが。


*企業が存続するのは*企業で働き続ける人間がいるからですよ。*企業で働き続けるよりさっさと転職する方が得な社会にしなきゃダメなのにそれを妨げてるのは何かって事でしょ。


≫Gembu 仮に法律を破っている会社が*企業と定義して、*企業に勤めている人間が全員辞めたら経済が停滞するどころか日常生活すら送れなくなるぞそうであれば妨げてるのは国の方策とかいう次元じゃなく日本っていう国の経済が破綻してるからで終わりだよ


某時代から変わったんだよね…売れ筋が価格が安い某国製移行、対抗する為にコスト削減(リストラ&非正規雇用)=賃金低下で価格の安い某国製依存化…以降繰り返し。削減しまくった挙句少数人員に依存して*化。だって代わりが務まる人育成してないんだもの。


*だとかホワイトとか...働く側の都合だよね<(--;顧客、株主、エンドユ-ザに対する義務と責任を無視した言い方考え方だよね<(・・)そんなに自由気ままにやりたけりゃ独立して起業すりゃいいんじゃない?その自由はあるんだしd(--)企業に就職し属することはそこのしきたりやり方に従って企業に貢献するということを理解する必要があるんじゃない?


今の格差問題や*企業問題の8割は小泉竹中のせい


そりゃ企業が一番求めているのは人間ではなく労働奴隷だからね。生産性を伸ばす為に試行錯誤して効率を上げた結果、お偉いさんがそれを長時間やらせればもっと生産性伸びるじゃん!って考えをするからもう*方面に流れるに決まってんだよなぁ。効率を上げても評価に繋がらず労働時間は長いままでやる気をなくした社員が辞めるなり腐るなりして企業は終わりに向かっていくんですよ。


職場環境でいうと体育会系が癌。ここでいう体育会系てのは「上にペコペコ・下はゴミ扱い」って感じの絶対上下関係マンのことでこういう人間が管理職になるとその職場は暗黒に落ちる。でも体育会系は上には犬やロボットみたいに従順で上からの受けは良いから出世しやすい…


経営者だけのせいではないだろうね。政治家も悪いしやめるのが悪いという風潮もだし確固たる自己がない人間も悪い。


>ChodorinoSuijin 労基法は強行法規であり、守らないことは国と労働市場の信頼を毀損する行為です。いわば車検を通らない車が公道を走るようなもの。守りたくないならば、人を雇わずに事業を行う自由があると説くのが妥当なのでは?


流動性の高いアメリカなんかはアルバイトみたいな低賃金層と休みでも仕事してる超絶*の2極化してるけどね


風土の問題はあるだろうな。大昔から続く滅私奉公精神と言うか「ヤバいと思ったら見限って他所へ移る」という行為に対する拒否反応が社会的にあると思う。現在は幾分理解が進んだ気がするが、それでも古い人間は変わらず「会社に尽くし続けるべき」とか言ってそうだし。ただ、経営者にその気と能力があればホワイトな職場は作れるはずだから、経営者に責任がない訳ではない


いや経営者が悪いだろ・・・犯罪者に対して「彼を虐待した父親が悪い」→「父親をクビにした企業が悪い」→「企業を経営不振に追い込んだ国が悪い」→「国の企業に打撃を与えた外国産業が悪い」みたいにどんどん責任を転嫁していくようなマネはやめろよ。最終的に凶行を止められる立場にいたのに止めなかった奴が悪いに決まってるだろ。


終身雇用制時代の「新卒で入って定年まで勤め続けるのが常道」っていう”作られた価値観”は、「何でも頭数×力技でこなす必要がある=人を囲い込まなきゃいけない」っていう経営者の事情から。そんな時代錯誤な”価値観”を必死に説いてる会社は、その時点で「ウチは技術も経営体制も時代に追い付いてなくて、人がどんどん逃げ出すの!助けて!」つってるのと同じ。そのまま潰れろ。


*企業があるのは根性だけでどうにかなるとか思ってる*達と労働時間を延ばせばその分生産量が増えると思ってる経過観察と算数が出来ないマヌケと妄想だけで会社の状態を良いとか思ってるガンギマリな奴らのせいだぞ。どの役職に就こうが契約が違かろうが関係ない。今まで問題だったものを全部目逸らした結果がコレだよ。


とりま使用者に対する罰則は厳しくしてくれ。やったもん勝ちはあかん


別に正社員が守られること自体は悪いことでは無いんじゃないの?「会社とのマッチングは運次第」なら、重要なのは『きちんと自分と現在の労働環境を解析して転職の判断ができるか』ではないの?正社員が守られる風潮が無いならそもそも雇用されること自体が悪手じゃん?自営業一択じゃん?


個人的に日本人のサービス軽視精神というか「モノ」じゃないものを軽く扱う傾向が、同じくモノではない「勤労」にも表れてる感じはする。モノに利益を乗せて売るのは何も言わないのに、手数料とかサービス料という名目になると途端に白眼視するとか。


一番悪いのは労働者から組合費を受け取っておきながら労働者を守らない労働組合と労組の票で議員やってる癖に労働者を守らない野党だと思う


いや経営者が悪いだろ何言ってんのこいつ




この記事へのコメント

人気記事