三島食品の「青のり」が、2020年7月から名前もパッケージデザインも異なる「あおのり」に変更――背景にある深刻な事情と、同社の姿勢にSNSでは称賛が集まっています。
仕様変更の理由について、同社はパッケージ裏面と公式サイトで、材料である国産「すじ青のり」の記録的な不漁と説明。2015年度には100トン以上あった収穫量が、2019年度には10トンを割り込み、落札価格は2015年比で約5.5倍まで上昇したというのです。
こうした事情から、同社は「青のり」を「伝統の青いパッケージで作ることができなくなりました」と、一時休売に。「今できる精一杯の青のりを準備しました」として、原料を安価な「うすば青のり」と「ひら青のり」(いずれも国産)で代用した、「あおのり」を発売しました。代用品は色味こそほぼ同じですが、すじ青のりのほうが香り豊かだそうです。
この施策には、「品質を保てない間は以前のパッケージも使わないその矜持、応援してる!」「企業として誠実」などと賞賛の声が上がりました。なお、三島食品は安定供給を目指して、2015年からすじ青のりの陸上養殖に取り組んでおり、2020年6月から広島県で本格始動。「あおのり」のパッケージでは、「でも待っていてください。必ず帰ってきますから」と述べています。
(出典 news.nicovideo.jp)
<このニュースへのネットの反応>
最後の一言でシュワルツネガーを思い出した。かっこいい。
キットカットも戦時中に材料入手困難になり製法変更して青パッケージに変えもっと長い名前だったのをキットカットに略した話思い出した。パッケージはその後赤に戻したけど名前はそのまま残る。
質実剛健な社風ですね
>acony アイシャルリターンってのもあってですね……
>>kinoko氏シュワルツネガー「I'll be ba*」 、 マッカーサー 「I shall return」に具体的な違いはないんじゃね、だからどっちでもいい(極論)まぁ、shall returnは堅い感じで「絶対に、必ず」戻ってくるってなるだろうがどうせどっちも戻ってくる
誠実な姿勢もそうなんだけど、「代用品は色味こそほぼ同じですが、すじ青のりのほうが香り豊かだそうです。」とか言われるとむしろひとまず今のVerを味わっておきたくなるじゃないか……
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